東武不動産東武不動産東武グループの総合不動産会社

社員の声

開発事業本部 エリアマネジメント部

ノルマありきの個人営業から、若手を率いる先輩に

私のキャリアは携帯電話の販売業から始まりました。接客を重ねるうちに「もっと責任ある仕事がしたい」という思いが強くなり、宅地建物取引士の資格があれば、自分一人で家の売却まで担える不動産業に惹かれるようになりました。その後、実際に不動産業界へ転職し、歩合制の仲介営業として経験を積みました。東武不動産への転職を決めたのは、不動産仲介の実務経験を活かせる環境があったこと、そして長く暮らしてきた東武東上線沿線への馴染みや信頼感が大きかったことが理由です。

転職した当時は30代半ば。東武不動産は新卒採用も活発で、自分の経験を若手社員に還元できる点も魅力でした。前職は歩合制ということもあり、若手が少ない職場だったため、若い世代の意見や価値観に触れられることも新鮮でした。東武不動産では個人の営業成績を競うのではなく、社内での報告・連絡を重視しチームで協力し合う社風を強く感じています。

入社後は流通事業部で不動産売買仲介を中心に担当し、2020年度からは営業所の所長を任されました。営業所全体のマネジメントや営業戦略の立案、事務スタッフも含めた組織運営に携わり、チームの意見を尊重しながら業務を進めること、そしてメンバー同士が気軽に相談できる雰囲気づくりを心がけてきました。

人と人、街と場所を結ぶ「ことまちプロジェクト」

2022年10月からは現在のエリアマネジメント部に異動し、東京スカイツリータウン®南側エリアの店舗誘致や賑わい創出プロジェクトを担当しています。これまで経験してきた「売る・貸す」だけでなく、「このまちをどう盛り上げるか」という視点が必要となる、まさに新しい領域への挑戦となりました。東武不動産としても、エリアを横断するプロジェクトは前例がなく、新たな取り組みでした。

2023年春には「ことまちプロジェクト」が本格スタート。新しい文化や活動、体験など、さまざまな「こと」を地域に取り入れ、持続的な「まち」の発展を目指すものです。このプロジェクトの一環として開設したのが、業平一丁目の「ことまちラボ」。地元の方や自治会、店舗経営者、社内のメンバーと意見交換を重ねる中で、地域に根ざした交流拠点の必要性を強く感じ、実現に至りました。

ことまちラボでは、見学会やワークショップ、街歩きや料理教室など、さまざまなイベントを開催しています。特に子ども向けの企画は好評で、多くの親子連れに喜ばれました。この背景には、地域で自由に遊べる公園や体験の場の少なさもあったようで、場所を設けて初めてわかる地域のニーズを実感しています。安心・安全な運営を心がけ、イベントが無事に終わり参加者の方々に喜んでいただけた時は、大きな達成感があります。

店舗誘致についても、ことまちプロジェクトをきっかけに新たな縁が生まれています。本社で社員向けに地域の飲食店のお弁当やスイーツを販売する機会があり、そこで知り合ったお店や、少し離れた場所で活動していたポップアップ店舗をこのエリアに誘致できたことはとても嬉しい経験です。焼き芋専門店やベーグル専門店など、地元のネットワークや関係者からの紹介を通じて個性的な店舗が集まっています。

私個人は不動産の営業を続けるものと思っていましたが、新たなまちづくり事業というチャレンジの中でも、これまでの経験が活かされていると感じています。新規事業としてスタートしたことまちプロジェクトも、今やより地域に根差したエリア全体での協業や企画に本格的に取り組むフェーズに入り、今後の展開にワクワクしています。

働きやすい総合不動産会社だからできる、多面的なまちづくりへ

東武不動産には、不動産や開発、ホテルなどさまざまな分野で経験を積んだ社員が在籍しています。長く在籍している方や新しい分野に詳しい方など、多様な知識や視点に触れることができる環境で、私自身も既存の枠にとらわれず、開発やエリアマネジメントなど幅広い分野に積極的に挑戦していきたいと考えています。

とりわけ、まち全体の賑わいづくりやテナント・地元企業との協働をこれからさらに深めていくことが目標です。テナントや町会、商店街、大学など幅広い関係者と一緒に地域の価値を高め、互いの強みを活かした協力体制を築くことが今の自分のやりがいになっています。

働く環境面でも、東武不動産には大きな魅力を感じています。オフィスカジュアルの導入によって地域の方とも自然に会話しやすくなりましたし、残業や休暇の取得についても柔軟な文化があります。特に子育て支援制度は実際に私も活用しており、小学3年生までの子ども一人につき年間6日取得できる特別休暇のおかげで、授業参観や運動会など家族のイベントにも無理なく参加できます。こうした環境があるからこそ、仕事と子育てを両立しながら安心して新しいチャレンジにも取り組むことができています。

1日のスケジュール