社員の声

リイカス事業部
多様な経験が導いた「働きやすさ」との出会い
私のキャリアは、決して一本の道を歩んできたわけではありません。大学進学を機に地方から上京し、肉体労働や営業(テレアポ)など、さまざまな仕事を経験してきました。転機となったのは20歳のとき。ホームページ制作の営業先で偶然出会った経営者に声をかけていただき、不動産の世界に足を踏み入れることになりました。なかなか自分に合う仕事が見つからない中、不動産の仕事には手応えを感じられました。

接客や実務を重ね、宅地建物取引士の資格も取得した後、社長から「もっと経験を積んだ方がいい」と勧められ、大手総合不動産会社(A社)に転職することになりました。A社では売買仲介業務に携わり、多くを学ぶ機会に恵まれましたが、猛烈営業スタイルで月100時間の残業も当たり前という厳しい環境。次第に心身ともに負担が大きくなり、これからの働き方を改めて考えるようになりました。
A社には東武不動産から出向していた方がおり、個人で競い合うというよりも、面倒見の良い方が多く、どこか温かい雰囲気を感じていました。暑い日には冷たい飲み物を差し入れてくれるなど、気遣いを忘れない方が多かった印象です。職場ではいつも気さくに話しかけてくださり、仕事の悩みを相談した際、「東武不動産で一緒に働かないか」と声をかけていただきました。不動産業界では厳しい経験も味わいましたが、人の良さと働きやすさに惹かれ、東武不動産で再び挑戦することを決めました。
仲介から買取再販へ―「お客様ファースト」を体現する日々

入社後しばらくは、個人向けの売買仲介業務を担当していましたが、2021年から現在のリイカス事業部が発足し、業務の中心が大きく変わりました。リイカス事業では、東武不動産が築古の物件を自ら買い取り、リフォームやリノベーションを経て再販売や賃貸までを一貫して手がけています。物件探しから仕入れ、商品化、募集活動、契約、アフターフォローまで、あらゆるプロセスに関わるため、業務の幅も責任も大きく広がりました。
買取転売型のビジネスは、従来の「売りたい人」と「買いたい人」をつなぐ仲介業務とは大きく異なり、会社としてリスクを取る分だけ、より綿密な市場分析や判断力が求められます。ビジネスとしても新しい挑戦で、社内にはこれまで似た事業の前例がなかったため、手探りの立ち上げとなりました。まずは現場での物件探索に加え、DMやチラシ配布、業者ネットワークの活用など、地道な営業活動も重ねながら仕入れに取り組んできました。
仕入れた物件は、市場やお客様のニーズを見極め、リフォームやリノベーションを行って販売するほか、必要に応じて最小限の手入れのみで売却することもあります。同じ土地でも境界や測量の状況によって価値が大きく変わるため、細かな確認や調査は欠かせません。販売戦略を柔軟に考えるのは大変ですが、その分、自分のアイデアが事業に反映される手応えや、日々知識をアップデートできる点にやりがいを感じています。
売却を希望されるお客様には「早く現金化したい」「できるだけ高く売りたい」など、さまざまな事情や思いがあります。だからこそ、先入観を持たずに丁寧に話し合い、それぞれに合った方法を一緒に考えることを大切にしています。時には「今は売らない方が良い」と率直にお伝えすることもあります。会社の利益だけでなく、お客様にとって本当にプラスになる選択肢を提案することを心がけ、受け入れていただいた時には大きな達成感があります。
働きやすさを支える社風とチームワーク

東武不動産の大きな魅力は、やはり「働きやすさ」だと感じています。不動産業界には珍しく、職場で厳しい言葉が飛び交うことはなく、過度なプレッシャーに悩まされることもありません。もちろん営業会社としての数字目標はありますが、ノルマやインセンティブに振り回されることなく、個人よりもチームで成果を目指す風土が根付いていると思います。
営業という立場は前職と変わりませんが、東武不動産に来てからは、仕事を調整すればしっかり休みが取れるようになりました。私自身、有給休暇もしっかり取得できていますし、営業職でありながらワークライフバランスを保てる点は大きな安心材料です。服装もオフィスカジュアルが標準となっているので、暑い日はカジュアルに、しっかりした印象を伝えたいときはフォーマルにと、TPOに応じて自由に選べるのも嬉しいポイントです。
東武不動産は幅広い事業を展開する総合不動産会社ですが、リイカス事業部では「一人ひとりが主体的に動く」ことが重視されています。まずは考えてやってみる、現場で見て覚える、そして失敗したときは先輩たちがしっかりフォローしてくれる。そうした実践を重ねることで、時間をかけて、主体的にお客様と向き合う力が身についていくのだと思います。私自身も、この働きやすい環境や良好な人間関係があったからこそ、これまで続けてくることができました。
1日のスケジュール
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9:00
出勤、メールチェック、連絡
返信を早めに実施。
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10:00
物件机上査定
紹介のあった物件を机上で判断、良さそうな案件があった際は実査
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12:00
昼食
近くの飲食店や外出先の場合は、その地域の美味しそうなお店へ
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13:00
現地調査&周辺環境調査
現地調査も大事だが、物件査定に影響がある周辺環境調査も必須
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15:00
役所調査&再度査定
現地で気になった点を役所で確認。査定数字を業者へ連絡
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17:30
退勤
早く仕事が終わった日は、夕食当番になっているので急いで帰宅
