ヴィスタコート幡ヶ谷は、渋谷区幡ヶ谷一丁目に位置する賃貸マンションです。
当社として初めて都心5区内に建設した物件で、様々な商業施設で賑わう京王新線「幡ヶ谷」駅から徒歩6分の好立地にある、地上6階建・総戸数26戸(1K~2LDK)の新築マンションとなります。

都心5区で初の挑戦。チームと他部門の連携で実現した賃貸マンション「ヴィスタコート幡ヶ谷」
開発事業本部 開発事業部
今後の指標となる物件を目指して

当社の本格的なマンション開発としては、ミュプレ住吉(江東区)に続く2棟目の物件となります。ミュプレ住吉は総戸数50戸以上の大規模なマンションで、最上階に設けられたフリースペースから近傍の花火大会を鑑賞できる設計にするなど、地域ならではのコンセプトを持った物件でした。
第2弾となる、幡ヶ谷でのマンション開発事業では、「今後の同事業の指標になるような物件を造る」、という大きな目的が与えられていました。その実現を目指すべく、前例(ミュプレ住吉)に負けない、より良いマンションを造る計画がスタートしました。併せて、売却方針についてもミュプレ住吉から転換を図りました。前回は完成後に全戸空室の状態で売却するスキームでしたが、今回は、当社PM部門が主体となってリーシングを行いながら売却を進める方針としました。

魅力的な立地。コンセプトは「分譲みたいな賃貸」

幡ヶ谷を選んだ理由は、居住者の皆さまに安心して長くお住まいいただける住環境が整っていることに加え、日々の生活利便性が高く、新宿・笹塚・代々木上原へのアクセスにも優れているためです。都心への近さと良好な住環境を兼ね備えた魅力的な立地であると考え、選定いたしました。
また、こうした立地の魅力だけでなく、建物自体にも魅力を持たせたいと考え、計画が始まった当初より『分譲みたいな賃貸(上質な設備・仕様にこだわった賃貸マンション)』というコンセプトを軸に、取り組みを進めました。高級感を追求し、天井の高さを確保した開放的な居室や、ホテルライクな内廊下設計を採用するなど、随所にこだわりを詰め込んでいます。
間取りについても、単身層向けの1R・1K、DINKs向け1LDK、ファミリー・カップル向け2LDKと、多彩なタイプを組み合わせることで、幅広い入居ニーズに応えられる構成としました。
「分譲みたいな賃貸」を支える、仕様へのこだわり

外観・共用部には、コンクリート打ち放しを得意とする設計士を起用し、その意匠を随所に取り入れることで、都会的で洗練された空間を演出しています。専有部では天井を可能な限り高く設計し2,450mm~2,540mmを実現。間仕切りに使用する建具類も天井の高さに合わせた背の高い仕様で統一し、天井まで視線が抜ける開放的な空間となっています。さらに、45m2以上の居室にはシステムキッチンに食洗機を採用するなど、賃貸物件としてワンランク上の仕様にしています。

また、エントランスには職人に特注製作を依頼した組子細工(くみこざいく)を設置し、伝統技術を取り入れることで、住まう人を迎える『顔』として印象に残る空間を目指しました。
先輩から受け取った学びを、次の世代へ

長期にわたる計画の中では、人手不足や物価上昇、原油製品の不足など様々な課題が発生し、いつもその答えを求めてチームで意見交換を行っていました。新築マンション建築に携わるのは今回が初めてのため、当初は分からないことも多く手探りでのスタートでしたが、上席からは、図面や仕様に潜むリスク、施工段階で起こり得る課題について、経験に基づいた視点から事前に指摘をいただき、自分たちでは気づけない観点を得ながら進めることができました。こういった職場環境だったからこそ、無事に竣工まで進められたと感じています。今後はこの経験を糧に、自分が、後輩に対して同じように丁寧に教えていける存在になりたいと思っています。
単独部署では得られない気づきを随所に反映

管理業務は、当社のPM部門が担当するため、管理面での視点を取り入れるべく、開発段階から両部門で竣工後の運用を見据えた設計や仕様の検討を重ねました。こうした部門の垣根を超えた連携により単独の部門だけでは得られない気づきや工夫を随所に反映することができ、本プロジェクトを円滑に進めることができました。
積み重ねた経験を、次のステージへ

幡ヶ谷でのマンション開発において、最も嬉しかったのは、自ら提案した物件名称が採用されたことです。「分譲みたいな賃貸」というコンセプトへの想いから、開放感と上質で落ち着きのある住まいを表現する名称として、「ヴィスタコート」を提案しました。自ら提案した名称が、これから多くの方に親しまれ、呼ばれていく物件名として採用されたことは、とても嬉しく、仕事へのやりがいを改めて感じる出来事でした。

本プロジェクトを通して、建物を建てることの難しさと大変さを痛感し、期間の長さや関わる人数の多さに圧倒される日々でしたが、多くの学びが今後への自信につながったと思います。
入居が始まった今、ようやく完成の実感が湧いてきましたが、本プロジェクトは売却をもって完了となるため、気を抜かず取り組んでまいります。
今後の新規開発事業においても、開発して終わりではなく、その先の運用・売却まで見据えた企画力を磨き、入居者の方々にとって真に価値のある物件を継続的に生み出していきたいと考えています。
※2026年8月末時点の情報です。


